抱擁 [詩]

201102220717000.jpg

何処までも続く水平線

海は、何処まで、いっても、空にはなれない

どんなに、望んでも、空は、海にはなれない

それでも、空は、海を思い、海は、空を抱いてる

夕日は、空と海を染める

赤く、あかく

nice!(9)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

nice! 9

コメント 2

青竹

海は地球の重力圏から離れることが出来ません。
紺碧の空に恋焦がれ、大空に羽ばたこうとした海
しかし出来ることは雲となり、大気の中を風に任せて
漂うことだけ。

海は命を誕生させ、そして育みます。
空は海が産んだ命が尽き、やがて昇ってくるのを
優しく受け止めてくれます。
海が空とひとつになれるとき、それは全てが終わり
海が水素と酸素とに分かれ、無限の空間をさまようときだけ。
by 青竹 (2012-06-03 22:34) 

スイミングママ

青竹さん

海と空は、一つになれない。
一つになる時は、死ぬときだけ。
昔、読んだ本に、失楽園という本がありました。
一つになるには、死しかないというお話でした。
その恐ろしさに、震えるとともに、惹かれるものを感じた自分が、恐ろしくなりました。
しかし、人と人は、一つになれずとも、お互いに、違う個体だからこそ、寄り添いあい、よい関係を築こうとするのかもしれません。
青竹さんの詩の解釈、そして言葉そのものが、美しくて、嫉妬してしまいます。
青竹んさんの言葉だけで、詩集ができそうです。
なんだか、「葉っぱのフレディー」みたいです。
修業します。うるうる(泣)
ありがとうございます。
かなり、励みになっております。
また、教えてくださいね。

by スイミングママ (2012-06-03 23:06) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

初版本魔の月曜日 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。